マレーシアのジュニア世代のスポーツについて観察してみました

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野球、バレーボールをする人は非常に少ないです

マレーシアに来る前に楽しんでいたスポーツをマレーシアでも、と思うことがあるかもしれません。しかしメジャーなスポーツであったとしてもマレーシアでのスポーツ人口が少ない場合があります。

文化や環境の違い

マレーシアはイギリスの植民地だったため、クリケット、ラグビー、サッカーといったイギリス由来のスポーツが主流になりました。野球やバレーボールはアメリカ発祥のスポーツなので普及が遅れたと言われています。

ジェームス
スポーツ少年
ほとんどの子たちは野球のルールを知らないです。僕もあまり詳しくないです。

野球を教えるための指導者が少なく、用具(バット、グローブ、ボール)も高価で手に入りにくいことが普及の妨げになっているそうです。

野球は長時間の試合が多く、マレーシアのような熱帯気候ではプレイヤーにとって体力的な負担が大きいとされています。そのため、屋内で行えるバドミントンや卓球などが好まれています。

バレーボールは6人でのチームプレーが必要で、基本的なルールや技術の習得にも時間がかかるため、簡単に始められるサッカーやバドミントンと比較するとハードルが高いと感じられているようです。

でもセパタクローは人気です

セパタクローは体を使うスポーツとして男女を問わず親しまれています。セパタクローは選手の身体能力を強調するスポーツ。アクロバティックなキックやジャンプが華麗ですね!


学校教育でも

マレーシアの多くの学校では、セパタクローが体育の授業や部活動の一環として教えられています。地域の大会が頻繁に行われ、若い世代が参加する機会が多いことが人気の維持につながっています。

あまり自転車にも乗りません

マレーシアの道路は車両中心で設計されており、自転車専用レーンがほとんどありません。車両のスピードが速い道路が多く、子どもが安全に自転車を楽しめる環境が限られています。自転車事故に関する報道や親の懸念が強く、子どもが自転車に乗ることを避ける傾向があります。

マレーシアの都市部では、多くの人が高層マンションやアパートに住んでいるため、自転車を乗るための広いスペースがありません。


田舎に行けばむしろバイク

田舎のジュニア世代は、自転車じゃなくてバイクのほうがいいのかもしれません。でも結構危ないですね…。


写真はdreamstime.comの無料素材です

マレーシアで子どもたちがあまり自転車に乗らないのは、気候、文化的な要因、環境整備の不足が大きな理由のようですね。

フィービィ
自転車少女
自転車の乗り方を知らない子もいます。

バドミントンは国民的な人気があります

バドミントンはオリンピックや国際大会でマレーシアがメダルを獲得している主要スポーツです。リー・チョンウェイ(Lee Chong Wei)などのスター選手の活躍がバドミントン人気を加速させました。

多くのバドミントンコートがあり、学校や地域のクラブで盛んにプレーされています。



バスケ

バスケットボールは、学校や地域クラブでの競技が盛んです。課外活動でバスケットボールを選ぶ人も大勢いいます。ジュニア世代の間でストリートバスケットボールも人気。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』もマレーシアで盛り上がりました。

水泳は地域によって・・・

都市部では、学校や地域のスポーツ施設で水泳を習う子どもたちが増えているそうですが、地方部や経済的に余裕のない家庭では、水泳を習う機会が限られているために泳ぎ方を学ぶ機会が少ない子もいます。

授業に水泳が含まれている学校もたくさんありますが、全国的な義務教育の一環ではありません。また水着の着用に対する抵抗や、水着に関して宗教的な制約が苦痛のために水泳を避ける子もいるようです。

フィービィ
水泳部の生徒
水泳をする必要性を感じない子もいます。泳ぐとリフレッシュできて気持ちいんだけど・・・。

サッカーやフットサルも人気あり!

フットサルはマレーシアで非常に人気のあるスポーツです。特に若者や都市部を中心に広がっています。フィットネスや健康維持のために楽しむ人も多く、スポーツクラブや職場のイベントとして採用されることが増えています。

バドミントンやサッカーとの違い

  • バドミントンは個人またはペアで行うスポーツで、屋内スポーツとしては競合しますが、チームスポーツを好む層にはフットサルが選ばれます。
  • サッカーに比べて必要な人数が少なく、スペースも小さいため、フットサルは都市部での手軽な選択肢として優れています。

スポーツインフラの地域格差

都市部と地方のスポーツ施設や資源の差が大きいので、子連れで移住する場合は、お子さまにどんなスポーツが適するかを考えながら居住地を選択する必要があるかもしれません。

まとめ

マレーシアの特有のスポーツ事情についてまとめてみました。
ジュニア世代は成長とともに運動が必要です。
学校や社会環境の違いのため、他の国で学んだスポーツをそのままマレーシアで続けることは難しい場合があります。

  • アメリカ発祥のスポーツは普及していない
  • 自転車の乗り方、泳ぎ方を知らないまま大きくなる子もいる
  • 都市部と田舎ではスポーツ環境が異なる
  • バドミントンやサッカーが人気
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アサヒナ

2015年に家族でマレーシアに引っ越してきました。今はジョホールバルに住んでいます。女・男・女の3きょうだい。

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