発達障がい児とスポーツ
発達障がいを持った人でもスポーツができる人がいます。
『ADHDの子どもはスポーツをするといい』とよく言われます。
特に進められているのが個人競技です。
- 水泳
- ダンス
- 乗馬
- 短距離走
などなど。
その一方でチームプレイは向いていないと言われています。
多動なのでエネルギーの放出を
水泳選手のマイケル・フェルプスは、子どものときにADHDと診断されたそうです。
多動性障害の有り余るエネルギー発散のために母親が始めさせたという話です。
水泳をすることによってADHDの症状が改善され、症状をうまく利用することで水泳選手として活躍することができたようです。
とにかく体を動かしたくなるのです。
神経伝達物質の不足
ADHDは主に覚醒に関わるドーパミンやノルアドレナリンの働きが悪いことが指摘されており、
薬物治療では、ドーパミンやノルアドレナリンの働きを調整する薬が使われます。
とはいうものの、できるなら薬に頼らないで日常生活の質を改善したいと思います。
ドーパミンの放出を助ける
ドーパミンとは快感、やる気、学習能力、運動機能や記憶力といった働きを司る「報酬系」と言われる神経伝達物質です。
意欲の向上、集中力の向上、疲労感の減少を助ける働きがあります。
ドーパミンは、成功を体験した時に多く放出されます。
したがって向いているスポーツ(や文化活動)に当たれば大成功❗️
しかし向いていないものを無理やりやらせると、大失敗になります。ドーパミンが出ないどころかストレスが堆積します。
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バドミントンはどうでしょうか
マレーシアの国技とも言われているバドミントン。
公園でもよく見かけます。我が家の近くの公園にもコートがあります。
フォームが体の上下の動きを洗練するにはとても良いと思われます。
またラケットにシャトルが当たった時に快感を感じられると思います。
ちょうど知り合いがバドミントンのコーチをしているので、少し見てもらうことになりました。
コーチには発達障がいについて伝えてあります。
3ヶ月ほどですが、ようやくフォームができてきました。
まだまだ、腕に必要な筋肉がついていないので、縄跳びやパワーグリップを使ってトレーニングをするように勧められています。
ラケットにシャトルが当たらないことも
フォームが固まってきたので、ようやくシャトルを使って練習です。
コーチが打ちやすい位置にシャトルを投げてくれるのですが…。
当たらないことも💦
空間認識能力はどうでしょうか
ADHDの中には空間認識能力が弱いと言われている人も大勢います。
「図形問題がまったく理解できない」というものです。空間が理解できないために学校でもハンディを抱えてしまいます。
さらに、両親には「なぜこんな簡単なことができないの」と叱責されることが多くなります。
ADHDの発達障がい児「運動神経が弱い」「運動音痴」として片付けられてるようですが、その原因はこの空間認識能力が弱いことに起因しているようです。球技が苦手でサッカーのリフティングはできない、という子もいます。縄跳びも苦手。
大人になったら車庫入れが苦手というのも。
もう少し様子を見てみる必要があります。
親子の模索はまだまだつづく。
ADHDとスポーツのまとめ
- 個人競技ならできそうです。ふさわしい自尊心を保ちつつ、体を動かしたいという渇望に応える必要があります。
- ADHDは神経伝達物質ドーパミンが不足しています。薬に頼らない方法をスポーツで模索中。
- ADHDは空間認識能力が弱い可能性があります。これまた調査中。
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