強盗の襲撃事件
この事件は2017年7月14日(金)マレーシア時間の午前7時ごろの出来事です。被害者は友人Yくん(日本人)とXくん(ローカル)。
二人とも20歳代の独身男性です。日本人のYくんはマレーシア歴1年ですが、言葉には問題はないです。
場所は
スランゴル(Seri Kembangan)の安いホテル前です。ホテルを出て駐車場へ歩く道で襲われたそうです。
ホテル名は控えておきますが、築2,3年の比較的新しいホテルです。場所は以下の地図のあたり。
警察署もすぐ近くにあるのですが、今回のような残念な事件が発生してしまいした。
状況はというと
朝、夜明けまもない時刻に、ホテルから自分たちが運転してきた車の置いてある駐車場へと向かっていました。
Xくんが少し先に出て、Yくんは追いかけて行っていっている状態です。つまり2人は少しの間、距離を開けて歩いていました。
先にXくんが2人に囲まれてナイフを突きつけられていました。オロオロしている間に手にしていた荷物を全て取られたようです。
続いてYくんもさらにやってきた2人に囲まれ、Yくんの手の甲を壁に接触させる形で押さえ込まれました。そして荷物一式を取られて、走り去りました。
Xくんは、『身分証明書(ICカードMyKad)だけは、なんとか返してもらえませんか』と請い願って返してもらいました。
Yくんは、パスポートを、、と言ったのですが、強盗が興奮していたので、これ以上刺激はできないと判断し、何度もお願いすることはできなかったそうです。
怪我をしてしまってはさらに状況が悪くなると考え、無理はしないことにしたそうです。
気が動転して、犯行グループが逃げ去った時の車のナンバーは覚えることができなかったようです。また覚えていたところで、ナンバーはあてにならないそうです。マレーシアでは車屋さんで簡単にナンバーを作ることができます。
なんとかなるとはいえ、面倒なことに
貴重品は肌身離さず、ということでしたので、そのとおりにしていたのですが、強奪されました。
失ったものはというと…
- パスポート
- iPad、iPhoneなどの電子機器
- 財布一式、クレジットカード、お金が入っていました
- 鍵一式
電子機器の買い直しは、現金が必要になり厄介です。
また携帯電話がないために、連絡をするのに苦労します。
クレジットカードは再発行ができるとはいえ、海外で無くした場合は受け取りができないために厄介です。借りた電話でクレジットカード会社へ連絡をつけてカードの利用を停止してもらったそうです。
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海外生活者にとってパスポートは身分証明書となるため、なくすと大変なことになります。SIMの契約もできないため、電話ができません…。不便ですね。
被害にあった後すぐに警察署に寄り、ポリスレポートを作成してもらいました。その足で、在マレーシア日本大使館に向かい、今後の手続きの仕方について色々と相談にのってもらえたそうです。
- パスポートの再発行の申請が必要になります。
- 再発行(新規作成)のための手数料
- パスポートサイズの写真
- 戸籍抄本(6カ月以内)
- マレーシア移民局において滞在許可事実の再確認のための手続き※
が必要になります。
※ この手続きをしないとマレーシアから出国できません。
パスポートの申請は、在マレーシア日本大使館へ郵送することも可能だそうです。
郵送後、受理され2〜3週間後に、受け取れるのですが、本人しか受け取ることができないため在マレーシア日本大使館へ出向かなければなりません。これは面倒ですね💦
在マレーシア大使館の『紛失・盗難、焼失に伴う届出』のページにも詳しく記述されています。
海外旅行保険で「盗難」の保証がある場合は手続き代、ホテル代が返ってきます。その際、現地でもらったポリスレポートを保険会社に提出します。
『結論!パスポートを盗難されたらラッキーだと思え』という記事も少し参考になるかもしれません。
地味に厄介なのは
鍵一式がないことです。家に入れないですし、自動車にも乗れません。家はジョホールにあるため気軽に帰ることができる距離ではなく、帰ったところで家に入ることもできません…。合鍵を作ってもらってから車に乗って、傷心のまま帰宅することになります。帰宅後また鍵屋さんを呼ぶ必要がありそうです…。
狙われた、ポイントと言えること
身なり
特別な集まりに出かけるために正装でした。また前日には少し大きめの旅行バックをもってホテルに入っています。(旅行者であることが知られた可能性があります)
行動
男性とはいえ、一人一人が離れていると強盗は狙いやすいかもしれません。『タイミングを謀ったのようだった』とYくんは言っています。
時間
夜明け後、すぐの時間で明るくなかったので危険です。
2日後の午前中(2017年7月16日)にも、犯行現場の近くで襲ってきた強盗を見かけたとのことでした。もちろん警察に通報しています。
近所に住む人の犯行の可能性もあります。ホテルや警察がどこまで協力してくれるか、あるいは強盗と繋がりがあるか不明なために不安になります。
とはいえ
先人の経験がありました!
マレーシアで強盗に遭う可能性は少ないですが、全くないとは言えないようです。
『比較的治安がいい』と言われている理由は、以下の書籍にも記述されていて、とても興味深いです。かなりリアルに記録されています。
強盗の襲撃対策のまとめ
- 人通りの少ない安ホテルは危険。周囲と異なる身なりで行動するときは特に気をつけるべき。
- 慣れない地域に行った際に、一人で歩くのは危険。男性であったとしても。
- 夜明け(夜更け)に路地裏を歩くのは危険
- パスポートとお金は分けて保管する方がいい
- クレジットカードや合鍵、現金は分散しながら保管する方がいい。特に旅行時。
- 襲われてしまったら、どうすることもできない…。
犯行が終わった後、警察や大使館に相談する流れを考えておく。下手に抵抗すると大怪我をする。
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