(日本語)
ココナッツウォーター
ココナッツの実の中に入っている透明の液体がココナッツウォーターで、ココナッツジュースとも呼ばれています。
よく南国のビーチとかで、ココナッツにストローをさして飲まれているものです。
間違えやすいのですが、ココナッツミルクとは違います。
サラサラしていて、味は甘すぎずココナッツの香りが特徴です。
栄養満点
ココナッツウォーターはマグネシウム、カルシウム、カリウム、ナトリウムなど、スポーツドリンクでおなじみの「電解質」を多く含んでいます。電解質は5大栄養素の中ではミネラルに分類されます。
人間の体液に近い浸透圧のため体に吸収されやすく、天然のスポーツドリンクと呼ばれるほどです。美容目的だけでなく、実際にスポーツドリンクとして利用する人も多くいます。
生理食塩水が手に入らない状況では、ココナッツウォーターが点滴に代用された例もあるようです。
むくみ解消にも
ミネラルが豊富と言われていますが、特にカリウムが豊富です。
バナナ1本分相当と言われる100ml中200mgもカリウムが含まれていると言われてます。
カリウムは心臓機能、筋肉機能の調整、体内の塩分濃度を整え余計な水分を体外に排出する働きがあるので、むくみの解消に役立といわれています。
ジョホールバルでは、RM4.00(0円)〜RM6.00(0円)ほどで売られています。
マグネシウムとカルシウムは一緒に摂ることで、イライラ防止や集中力を高めるなど、相乗効果が得られます。
市販されているスポーツドリンクおりも、カリウムは約10倍、マグネシウムにいたっては10倍以上の水準です。カルシウムは約6倍と栄養豊富。
熱中症防止と同時に瞬間栄養補給になります。
食物繊維も
ココナッツウォーターにも食物繊維が含まれていますので、便秘の解消にも一役かってくれます。
南国ならではの天然飲料で、パワーチャージができます。栄養満点なので、少しでも美味しくいただきたいところです。
美味しく飲むには
飲む場面を選ぶ飲料です。
暑い時に、暑いと感じながら飲まないと、美味しくはありません。汗だくで、喉がカラカラという時に飲むと美味しいです!
たくさん汗をかいて飲むのと、エアコンのかかったところで飲むのとでは全然印象が違います。
そして、よく冷えたものを飲む方が美味しいです。常温のものは吐きそうになる場合があります。
暑い中飲むのでも、あまり美味しく感じられない時は、炭酸割りにしてフルーツを混ぜてみるといいと思います。
認知症対策の飲料としてのココナッツミルク
ここからはココナッツウォーターではなく、ココナッツミルクの話です。
ちなみに、ココナッツオイルとココナッツミルクという分類もあります。
ココナッツオイルもココナッツミルクも熟したココナッツの内側の白い固形胚乳と呼ばれるところから作られています。
この固形胚乳の部分を煮出したり絞ったりしてできた液体がココナッツミルクです。
そのココナッツミルクにはオイル、水分、ミルク分が混ざっていてここからオイルだけを取り出したものがココナッツオイルです。
ココナッツオイルについて、Wikipediaで次のように定義されています。
成熟したココナッツの種子の内側に、層状に形成される固形胚乳から得られる、甘い乳状の食材。
※ Wikipedia
どちらも同じような栄養成分があります。
マレーシアではココナッツオイルは、500mlでRM50(0円)くらいの小瓶でも売っています。ココナッツミルクは、スーパーで缶に入っているものも売っているものも見かけます。
どういいの?
人の脳で利用される主なエネルギー源はブドウ糖ですが、さまざまな研究から、体内にブドウ糖が不足してしまったとき、脳では肝臓で作られるケトン体が利用されることが判明しています。
ケトン体を作り出すことが認知症対策に
このことから、老化の進行や特定の疾病により衰えはじめた脳機能低下の抑制に、ケトン体が有効性の研究が進められています。
ブドウ糖が体内にあるときでも、ケトン体を効率的に作り出す成分があります。
それは中鎖脂肪酸❗️
ココナッツウォーターには含まれていませんが、ココナッツミルクには含まれています。
中鎖脂肪酸は、接種後、直接肝臓まで運ばれて、肝臓がケトン体を作り出します。
中鎖脂肪酸は、ココナッツやパームフルーツに含まれる天然成分です。
ヤシ科の植物以外にも、母乳や牛乳にも含まれている栄養です。
肝臓で作り出された、ケトン体が血液中に放出されると、
脳の神経細胞、筋肉、心筋など、大量にエネルギーを消費する部位で速やかに使われることになります。
アルツハイマー病では脳の栄養であるブドウ糖がうまく使えない状態になりますが、ケトン体は脳の栄養として働いてくれるため、認知症対策にもなります。
ただし、糖尿病患者の方は、少し注意する必要があります。
※ 糖尿病患者が中鎖脂肪酸を摂取する場合には、事前に医師に相談が必要です。
美容とダイエットのためのココナッツ
肥満は、疾病を意味するものではありませんが、、肥満を原因として生活習慣病を引き起こすことがあり、深刻な問題を抱えることもあります。
肥満やメタボは、必要以上のカロリーを摂取し、体脂肪として蓄積された結果、摂取した栄養が正常範囲内で代謝されないことにより起こります。
それで、ダイエットを始めた人の多くは、油の摂取量を減らすことをまず考えます。
しかし、極端に油を減らすと、皮膚の弾力や、身体の潤滑油としての働きまで損なってしまうことになりかねません。
そんなときに役立つのが、一般的な油と比べて分解されやすく、短時間でエネルギーになる中鎖脂肪酸❗️なのです。
一般的な油よりもすばやく消化・吸収され、すぐにエネルギーになりやすいという特長を活かし、医療現場・スポーツ分野における栄養補給や、生活習慣病予防など、様々なシーンで利用されてきました。
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ココナッツなどに含まれる中鎖脂肪酸は、接種後、肝臓ですばやく分解され、短時間でエネルギーになります。
中鎖脂肪酸が分解される時間は長鎖脂肪酸の4~5倍も早いと言われています。つまり脂肪として蓄積されにくいのです。
中鎖脂肪酸は、エネルギー効率がよく、かつ体脂肪をためないという特性があります。
過体重の人や肥満の人に中鎖脂肪酸油を14g/日含む食事を12週間摂取してもらい、一般的な油(長鎖脂肪酸油)を摂った人と比較した実験結果です。中鎖脂肪酸油を摂った方が、体脂肪と体重が減少した。
※ 参照:日清オイリオ:中鎖脂肪酸は体脂肪になりにくい!
ココナッツから摂取した中鎖脂肪酸をもとに肝臓で作り出すケトン体は抗酸化誘導物質でもあり、アンチエイジングにも効果的と言われています。
栄養満点
ココナッツオイルには、ビタミンE、カリウム、マグネシウム、鉄分、葉酸、食物繊維などが含まれています。
カリウムには体内の余分な塩分を排出して浮腫みを抑える効果があります。
鉄分には貧血を予防する効果があります。
マグネシウムは筋肉疲労を和らげてくれたりする他、副腎皮質の機能を助ける抗ストレスホルモンを作り出すため、抗ストレスミネラルとも呼ばれています。
食物繊維も非常に豊富なので、整腸効果が期待できます。
女性に特に嬉しいのは、ビタミンE!
ビタミンEは 抗酸化作用があり、体を錆つかせる活性酸素をやっつける働きがあるのでアンチエイジングや美肌に効果があると言われています。
ココナッツオイル
ココナッツのジュースの部分ではなく、覆っている白い果肉の部分を圧縮抽出したものです。
バターやマーガリンの代替品として人気急上昇中です。
トランス脂肪酸は全く含まれていないので、安心して食べられます。
ココナッツを実のままもらって、それを割ってスプーンでほじって食べることができます。結構硬いです。
熱を加えずに圧搾抽出した未精製無添加のココナッツオイルは、酵素が含まれています。
ココナッツオイルは日本食に合わせることは難しいです。南国料理と一緒に使うのがよさそうです。
ココナッツウォーター、ココナッツオイルのまとめ
- 共に栄養満点。ココナッツウォーターは清涼飲料水として最適です。飲みにくいので工夫が必要です。
- ココナッツミルクは、ダイエット、認知症対策、栄養補給に役立ちます。鍵となるのは中鎖脂肪酸。
- 南国の栄養補給は、南国の天然植物が提供してくれています。安く入手できるのがありがたいです。
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