マレーシアは日本で思われている以上に中国語社会
街で買い物をしても、日本人であったとしても普通に中国語で対応されます。
華人には中国語で話しかけた方が、心を開いてくれる気がします。
彼らは中国人ではないチャイニーズ
中国語を読み書き話す人を見ると『中国人かな?』と思ってしまいますが、当人たちはは自分たちのことを中国人(大陸の)とは分けて考えています。
人それぞれなので一概にはいえませんが、大陸の人たちとは往往にして気質が多少異なります。
人種としての分類は『マレーシアン・チャイニーズ』。
自分たちは、大陸の人とは違う、とよく言われます。マレーシア華僑としての長い歴史があるようです。
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経済的な影響力は非常に大きい
マレーシアでは、中華系の人々(華人)は人口の25%を占めると言われています。
人口比は25%でも、一人あたりの平均GDPはマレー系の人々より5割近く高いです。
商取引では英語でももちろん問題ないですが、中国語が流暢にできるならそのほうが歓迎される場面があります。
表向きは英語で対応しているものの「裏で所属の部下と話しているのは中国語」という場面もあります。
そのような場合は、両方できていたほうが何かと有利に話を運べます。
地方によって違う話者人口
中国語といえば、北京語(マンダリン)を想像します。たしかに華人は基本的に北京語ができます。
それでも母語としての中国語はというと、地域によって人口が変わります。肌感覚にはなりますが以下のような感じなります。
- クアラルンプール(Kuala Lumpur):広東語
- イポー(Ipoh):広東語
- ペナン(Penang):福建語(閩南語)
- ジョホール・バル(Johor Bahru):北京語
中国語ができる人はマレーシアでも普通の生活ができます。
医療を受けるにしても薬局で必要な薬を買うにしても便利です。
中華系マレーシア人は3言語以上が基本
マレーシアの中華系の人は中国語(普通語・北京語)が基本的に話せます。
若い方を中心に読み書きもしっかりできる人が多いです。学校で習うのは簡体字。50歳以上の人は繁体字を好んで用いることもありますし、読み書きは英語でないと、という方も多いです。
中学生は公育語がマレー語になるため、マレー語もできるようになります。(当人たちはかなり苦しんでいますが💦)
これらの言語がどれもかなり高いレベル。
家で中国語が話されている家庭が最も有利です。
インターナショナルスクールでも中国語の授業はありますが、授業だけで中国語を習得するのは無理です。
子どもたちも
我が家の隣の子どもたちもすでにマルチリンガル。7歳と5歳の女の子。家政婦さんとはマレー語、両親とは中国語、学校では英語。
それぞれのことばを瞬時に切り替えます。
非中華系も
地元のインド系の方たち、マレー系の方たちも子供を中華学校に通わせる人も増えています。
インド系マレー系でも、簡単な中国語がわかる人が少なからずいるようです。
ちなみにシンガポールはというと、英語で教育を受けている背景のためか、中国語はあまり得意ではないと言われる人も多いようです。でも実際に中国語で話してみると中国語ペラペラで言語能力の高さに驚きます。
英語と中国語が両方できたら凄い❓
世界で最も広く使われている(公用語という意味で)英語と、世界で最も多くの人に話されている中国語。
両言語とも性質がずいぶんと違うから、二つマスターできる地域は、世界でもマレーシアだけという特殊な環境です。人種のるつぼ、マレーシア。
とはいえ普通に生活しているだけでは、言語の進歩はなかなか難しいです💦
地元のマレーシアン・チャイニーズはというと
経済的に余裕ができてきたためか、LCCなどを使って世界各地を旅行するマレーシア人も増えて来ました。
言葉が通じない不安が少ないので便利ですね。
世界の23の主要言語を話者数と使用地域で分類するとこうなる
インターネットユーザー数や母語人口、世界で最も話されている言語は何語か?ということをランキングしてみるとこうなる
中国語が通じる華僑(華人)のまとめ
- マレーシアの華人は大陸の中国人とは異なります。国籍はマレーシア。
- ジョホールバルは中国語ができればある程度生活できます。中国語学習者が力試しに遊びに来ることもできます。
- 世界で最も使われている公用語の英語、話者人口が最も多い中国語を同時に学べるのはマレーシアだけ。特殊な地域です。
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