叱られるとかなり落ち込む時も
自閉症スペクトラムの子どもは千差万別なので、全ての人が同じ状態にはならないと思いますが…。
コンディションによっては、特に叱られているわけでもない、軽い指摘やアドバイスでも極端に落ち込むことがあります。
これは単に『叱られの免疫がない』や『自己防衛本能』などとは片付けられない状況です。
具体的な状態
落ち込んだ時の状態は『ゼロかイチ』か、あるいは『有か無か』といった二極的な思考になってしまう傾向があります。
例えばご挨拶や感謝を忘れている時に、『しなきゃ失礼だよ』と指摘しただけでも、不機嫌な顔がしばらく治らなかったりします。
これは『ちゃんとご挨拶しなきゃ』という是正を通り越して、『ああ、自分はとても悪い』と“善か悪か”だけで判断している状態なり、まさにボロボロになっていきます。
下りのエスカレーター乗った感じです。
問題を気づかせたり、自分で正す能力を身につけてもらうためには、叱る必要もあります。
そして親自身が疲れている時に、叱り方がきつくなってしまうことも😔。
高い位置に持って行ってあげていれば
そこで褒められる機会をつくることについて考え、『できたよ日記帳』にシールを貼っていく方法を考えました。
そして有る程度、功を奏してきました。 続きを読む »
あまのじゃくな言動と選択・否定的でふてくされた返事にうまく対処する ┐(´~`;)┌
それに加えて、スポーツにも挑戦。
多動性注意欠陥障害にはスポーツがいいと言われています。
友人の助けが得られました
バドミントンが発達障害に特にいいという訳ではないと思うのですが、たまたまバドミントンのコーチをしている友人がいたために、助けてもらいました。
発達障害のことを話し、本来のバドミントンのクラスメイトとは異なる目的ですが、参加させてもらっています。
他の生徒よりも忍耐強さが求められる指導になると思いますが、毎回、喜んで対応してくださっています。
他のクラスメイトと同じ料金で教えてくださっています。2時間でRM45(1,530円)。
1週間に1回だけ、このクラスに参加します。参加した日にその日の授業料を支払います。
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ADHDの発達障がいを持つこととスポーツの相性はいいのでしょうか
そして、徐々にではありますが、効果が現れているのです😳
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まだまだ上手ではないですが…、褒められる機会が増えました🏸
発散不足の解消も。
落ち着きなく動き回ることが問題でした。必要のない動きが多くなり、叱られます。
じっとしていられないと、周囲の人に迷惑がかかるのでは、とひやひやしてしまいますね。ADHDの症状の一つ、落ち着きのなさは、不慣れな場所や緊張を強いられる場所、刺激の多い場所で起きやすいのが特徴です。
不安な気持ちから引き起こされるので、強く注意されると、より緊張してコントロールが難しくなります。
また、ADHDの子どもは筋力やバランス感覚の弱いことも考えられます。姿勢を保つのが難しく疲れやすいことも、じっとしていられない原因の一つと言われています。
動き回ったり、休憩したり、リラックスできる時間を意識的に取り入れることも大切です。
日頃から筋力やバランス感覚をつけるように運動機能面のトレーニングをしてみることが勧められています。
そして、少しでもうまくいった場合に褒められる✨のです。
空間認識能力も改善
以下の映像はバドミントンの習い始めの時の映像です。
フォームが大切、ということでかなりフォームを固めるのに時間をかけてくださいました。
同時に、自分で自分の体をコントロールすることを覚えることができました。
少しずつですが上手になってきました
空間認識能力も向上しつつあります。
フォームを固めることに時間と精力を傾けています。
1回当たるごとに、小さな成功体験ができます。
うまくなってきたことが褒められますし、褒め言葉を自覚できます。
一般のレベルとはまだまだかけ離れてはいますが
自閉症スペクトラムの改善に、バドミントンが役立っています。
得られるものはたくさんあります。
- 辛抱強い教え方
- 体をコントロールする基本動作
- 褒められるために努力する力を引き出す機会
マレーシアの国技とも言われる『バドミントン』。いつかは上手にラリーができるようになるのでしょうか。
そうならなくても、いまのまま発達障害の問題が軽減されて、本人が程よい自尊心を身に付けることができれば大丈夫。
親じゃないから、ということも
親が教えていれば、ケンカになるかもしれません。
教え手の辛抱強さが必要ですし、子どもは子どもで甘えに負けてしまうことがあります。
程よい緊張感、コーチとレッスン生という立場の違い、も体験しながら少しずつ社会性も身につけています。
徐々に現れてきた効果
心と体をコントロールする力が少しずつ身についてきました。
寝起きがよくなり、誰かに注意されなくても身支度ができるようになりました。
注意された時に、叫ぶような癇癪を起こす反応がなくなりました。
まだ他にも問題はありますが、徐々に軽減されていくことを願っています。
注意欠陥・多動性の問題の対処の途中経過のまとめ
- 褒められる機会が必要です。
- 体をコントロールすることを学ぶ必要があります。
- 成功体験を自覚できる必要があります。
- 週一のバドミントン教室に助けられています😀。
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