マレーシアの水道水の品質やいかに？現地住人によるレポート

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少し前に毎日必要な水、こだわりの浄水器で美味しくいただきましょう。という記事を公開しました。毎日暑い日が続き、知らない間に体から水分がなくなっていきますので、意識的に水分補給をしなければすぐに調子が悪くなります。
喉がイガイガしだしたら危険信号。すぐに夏風邪の様な症状になってしまいます。

家の中の浄水器だけで大丈夫でしょうか

先日の記事では浄水器の設置によって飲料水が劇的に美味しくなったことをお知らせしましたが、マレーシアの水に関して言うならばもっと大事で基本的なことがあります。
家の中に到着する水は飲料用だけでなく、料理・洗濯・シャワー・うがいなど様々な場面で使うことになります。マレーシアの水は安全で清潔なのでしょうか。

マレーシアの浄水施設の性能は基本的に問題ないです

マレーシアの浄水施設の性能は日本と変わらず、TDS値という不純物の目安は100～250ppmくらいと言われています。

特に問題となるのは水道管です。

古いコンドミニアムだと、水道管の劣化で鉄さびが入った黄色い水が出てくることがあります。突如黄色い水が出てくることもあるそうです。（というかありました?）
白い服を洗濯すると黄ばんでしまったり、うっかり口に含むと鉄さびの苦い味がすることがあります。

コンドミニアムの水道管や共用のフィルターの管理はマネージメントオフィスが行なっています。万一、水が黄色っぽくなってきたらマネージメントオフィスに相談します。他の家庭も同じ状況なので、数多くの苦情が来るはずです。マネージメントオフィスの腰が重いこともありますが、たいていの場合しばらくすると綺麗な水が出てくるようになります。それまでの間は洗濯を控えたり水をペットボトルで購入したりします。

新しいコンドミニアムでも要チェック

長期間誰も住んでいない買った場合はサビが出てしまうこともありえます。また水質の問題ではないですが、水回りの工事が苦手なのか新しいコンドミニアムであっても水漏れが発生することがあり、引越し前にはチェックしておく必要があります。

浄水施設は基本的には問題ないとはいえ、ジョホールバルではアンモニア検出事件がありました

1年前の2016年7月13日のことですが浄水施設の源水となる水で大量のアンモニアが発生したらしく、取水制限が発生しました。
当時、住んでいたフラットには貯水タンクがあったためか、我が家は影響を受けませんでしたが、理髪店で散髪終了後の洗髪の水が少なかったことを覚えています。

気を使うのはフラットやコンドミニアムだけではないです

戸建の家にも到着する時点で水はすでに汚れています。ですので、どの家にも1メートル以上の大きさのロケットの様なフィルターが設置されています。
ショップロットや大型ショッピングセンターでも専門店が入っており、大きな浄水フィルターが販売されています。

屋外の配管が錆びている現実

いま住んでいる戸建の家の水はというと・・・。

どっひゃー?

汚いです?

この写真で写している場面は、屋外浄水器のフィルターの洗浄をしている場面です。1週間に1回（忘れて2週間に1回になってしまうこともありますが?）1,2分間、水を放出します。
フィルターがサビをキャッチして溜め込んでいるので、それを放出して洗浄してやります。そうすることによってフィルターの性能をある程度保つことができます。

我が家のものは家主が設置したものです。比較的高価なものを購入したらしくフィルターの交換は5年に1回の頻度で大丈夫とのことでした。

縦置型ロケットではなく、壁に取り付ける横置き型です。家に引き込む全ての水を浄化させます。家主はこのまま飲んでも大丈夫と言っていました。ショップロットの調理で使われている水は屋外のフィルターのみを使っているようです。

我が家のフィルターはUF 4536 Fully Stainless Steel Membrane Filterというフィルター。安く購入できたとしてもRM1,250（41,250円）。結構しますが水にはお金をかけたほうが良さそうです。

我が家は、屋内用のフィルターも設置しました。屋外と屋内の両方のフィルターで安全な水を飲むことができています。

シャワーのあと髪がキシキシに

マレーシアの水は硬水です。硬度が高いです。髪の毛を洗った後、トリートメントを使わないと髪に指が通らないことがあります。
移住当時はマレーシアの気候のせいか、買ってきたシャンプーのせいか考えてしまいました。
じつは水です。

シャワーヘッドに炭酸タブレットを詰め込んでみる、といった工夫があるそうです。まだ試していませんが・・・?

ペットボトルの蓋（青・白の違い）

マレーシアの厚生省（Ministry of Health）によると、ペットボトルの蓋の青と白には意味があるそうです。

Drinking Water（ドリンキング・ウォーター）とNatural Mineral Water（ナチュラル･ミネラル・ウォーター）の2種類に大別されたペットボトル水を蓋の色で識別できるようになっています。

白い蓋のほうは水から不純物をフィルターで濾して、蒸留した飲料できる濾過水です。ミネラルや有機物なども少なく、水が腐りにくいため密閉されたペットボトルの状態で長期間の保存が可能です。どれを買っても同じ味です。

青い蓋（緑の蓋も）のものはミネラルが入っている水で、ブランドによってそれぞれの違いがあります。白いキャップの濾過水より少し高価で保存期間が短いですが、飲料水としては飲みやすいです。

マレーシアの水についてまとめ

戸建に済む場合はは屋外フィルターが必須です。
コンドなどの集合住宅は大抵マネージメントオフィスが管理しています。屋内フィルタは自己責任で管理します。設置は購入元の業者がしてくれます。日本から浄水器を持ち込んだ場合は自力で設置です?
汚水の原因はサビです。マレーシアの上水道の配管の問題がおもな原因です。細菌など危険ものはないです。
硬水に慣れていない場合は、お腹がゆるくなることがあります。お店の氷も。
短期滞在など慣れることを必要としない人はフィルターを通した水道水を一旦沸騰させて飲むほうが安心できます。お腹が敏感な方は外食時の氷も控えるといいです。
長期滞在する人は慣れてしまいます。家で氷を作る場合も念のために沸騰させた後の水を使うと問題ないです。お腹が慣れればそのようなことをする必要はありません。
体が水不足になりがちなので、意識的に水を飲む必要があります。

この記事を書いた人
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Phoebe

2015年から家族でマレーシアに引っ越してきました。フィービィという名前はマレーシアに来た時に、友だちが名付けてくれました。7月7日京都生まれ。今はジョホールバルに住んでいます。いまハマっていることは、ピアノと縄跳びです。弟が一人います。父の手ほどきを受けながらブログを熱く更新中❗️と言いたいところですが、まだまだタイピングはできず・・・読者としてアーダコーダいう担当です。