マレーシアの意外に簡単・快適なゴミ出しは、朝の焦り・イライラを解放してくれる

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「ゴミ分別を極めた国」日本から見たマレーシアのゴミ事情

どこに住んでいたとしても日本にはゴミ分別の詳細な手引書と厳格な規則や規定が存在しています。日本国内で引っ越したら、転入届時にまず渡されます。

綺麗好きで、公共の美化を意識する日本は、慣れれば住みやすいです。

ただ・・・。

忙しい子育て世代は、ゴミ出しに関わる細かいルールが重くのしかかることがあります。ゴミの出し方、集積場の清掃当番、カラスよけネットの管理、蛆虫用消毒計画など、細かい規定を作るための町内会の会合も負担になるだけでなく意見の相違がストレスになることもあります。

環境を専門にしている武田教授は「日本はゴミの分別をもうやめよう。」と指摘しています。極端すぎないか❓と疑問を呈しているようです。

ただ日本の公共の美化意識は、一人一人の努力の上に成り立っていて、そのおかげか治安も比較的良いのが魅力です。
しかし・・・生活に余裕がない現代人の中には、厳しいルールの拘束に疲れを覚えている人たちも多いように思えます。

一方、多民族国家のマレーシアはというと・・・

ざ・適当💧

でも慣れればそれが楽ちんだったりするのです。人間は楽な道を選びたくなるわけですね・・・。

それでも分別が義務付けられています

マレーシアでは2016年6月からゴミの分別回収が義務化されています。

生活していく上でゴミは切っても切れない問題です。どのように対処したらいいのでしょうか。

今回は、住環境に焦点を合わせたゴミの取り扱い方法を紹介してみます。

マレーシアで義務付けられている、分別ゴミは大きく3種類で、

  • 紙(Kertas) 青い入れ物に
  • プラスチック(Plastik) 赤い入れ物に
  • その他(Lain-lain) 緑色の入れ物に
  • です。

    面倒ではありません

    ゴミを分別しないといけないからといって、いろいろ困ることはありません。
    日本では分別に慣れているので日本から来た人はそれほど困ることはないかと思います。

    ゴミを回収しにくる日は毎日ではないです。コンドミニアムのゴミステーションは、大抵入れていい日が決まっているわけではないので、家の中にゴミをためておく必要はありません。毎日、いつでもゴミを出しておくことができます。ただし住む場所や住居形態によってはゴミの回収の日に限ってゴミステーションにゴミを出すことが許されているようです。収集時間は大体昼頃を回るので、どこに住んでいてもゴミを出す時間は幅広くて自由な印象です。

    日本よりも楽だと感じるのは

    • ゴミステーションを掃除する必要がない
    • ゴミステーションに持ち込む時間が厳格に決まっていない
    • 決まったゴミ袋がない

    ことです。

    コンドミニアムの場合

    コンドミニアム・アパートメント(フラット)は、毎日清掃スタッフがゴミを集めて、ゴミステーションも綺麗にしてくれます。日本だと町内会の当番が回って来て、忙しい家庭にとっては大変でした💦 マレーシアでも住む場所を選べばゴミ環境も悪くなく清潔です。


    写真はhabitatmag.com、realcondolife.meから

    上の写真のものは、ゴミステーションの壁にあるゴミポスト。このポストに入れるだけで、ゴミは重力の法則に従って1階まで落下します。落下したゴミはタイヤ付きの大きなゴミタンクに入り、それをゴミ収集車が持っていきます。

    当然、ゴミの指定袋なんてありません。適当な袋に詰めて、ぽいっと放り込むだけです。
    放り込めない物は、ゴミステーションに置いておくだけで大丈夫です。
    コンドミニアムによっては上の写真のようなものではなく、タイヤ付きのゴミ箱がいくつか並んでいる場合があり、基本的にマネージメントオフィスが設置・管理しています。

    いずれにしても各階にゴミ箱があるので、家庭内からゴミが発生すれば、小さな袋に縛ってゴミステーションまで持って行って投げ込んだらいいだけです。

    戸建ての場合

    いま我が家が住んでいるような戸建ての家の場合は、家の向かいにタイヤ付きのゴミ箱が設置されています。各家にあり、ゲートエリア内の戸建ての場合はマネージメント事務所によって派遣された人が定期的に掃除してくれているので清潔です。

    各家のゴミ箱はハウスオーナーが購入して設置しています。


    右上の写真にあるように、草刈りなどで集めた草などは、大きめの黒いゴミ袋にいれてゴミ箱の横に放置しておくと持って行ってくれます。

    また毎週決まった曜日にリサイクルゴミを回収してくれます。それもゴミ箱の横に置いておくと回収してくれます。

    ゴミの収集車は4トンくらいある大きな収集車で、常時3、4人のスタッフが乗っています。
    ゴミ収集車には、ゴミ箱をうまくひっかけるところがついているため、スタッフはゴミ箱をその日かけるところに引っかければあとは、収集車がゴミ箱を持ち上げて中のゴミを収集車の中に入れ込みます。

    興味深い映像がありましたので貼り付けさせていただきます。

    出典:はりきりライフ

    とても効率が良さそうです。

    リサイクルや、ゴミの処理の仕方はどのようになっているのでしょうか。謎ですが興味はあります。また分かりましたら投稿するかもしれません。

    それでもやはり気になるのは・・・。

    『その他』に分類されているものが大雑把すぎるので、環境負荷はかかると思います。
    電池はどこで回収しているのでしょう。

    フィービィ
    フィービィ
    どこにも…。

    京都は廃油でバスが走っていました🚌。料理用の油がゴミとして出たら、思わず捨て方を考えてしまうのはゴミを極めた日本から来たかもしれませんね。

    環境の美化と個人の負担はトレード・オフな関係であることがわかりました。

    楽してもそこそこ綺麗な住環境が保たれているジョホールバルは住みやすいですよ✨

    マレーシアのゴミ事情についてまとめ

    • 分別は一応ある。3種類。
    • 回収時間は朝早くないので、急がされない
    • 決まったゴミ袋はない。
    • ゴミステーション(集積所)は、生活圏から近い。コンドミニアムの場合、同じ階にある。
    • ゴミステーションを掃除する担当の人がいるので、町内会で当番になることはない。
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    2015年から家族でマレーシアに引っ越してきました。フィービィという名前はマレーシアに来た時に、友だちが名付けてくれました。7月7日京都生まれ。今はジョホールバルに住んでいます。いまハマっていることは、ピアノと縄跳びです。弟が一人います。父の手ほどきを受けながらブログを熱く更新中❗️と言いたいところですが、まだまだタイピングはできず・・・読者としてアーダコーダいう担当です。

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