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サラワク州の長期滞在ビザ「S-MM2H(Sarawak Malaysia My Second Home)」は、サラワク州が独自に発行する長期滞在ビザです。このビザを取得することで、サラワク州内およびマレーシア全土での長期滞在が可能となります。
S-MM2Hビザは、マレーシアでの長期滞在を希望する方にとって、比較的取得しやすいビザの一つです。特に50歳以上の方にとっては、経済的要件が緩和されており、魅力的な選択肢となっています。
西マレーシア半島のビザよりもゆるい条件のようです。長期滞在のために役立てられるかもしれません。
S-MM2Hビザの承認条件が2025年1月1日付で改定されることが発表されています。
誤って旧条件を記載してしまっおりました。お詫びして訂正します。
サラワク州の「マレーシア・マイ・セカンドホーム(S-MM2H)」ビザの申請条件は、2025年1月1日から以下のように変更されます。
1. 年齢要件の統一
- 現行
- 年齢別に異なる条件が設定されています。
- 新条件
- 年齢に関係なく、すべての申請者に同一の条件が適用されます。
2. 定期預金額の引き上げ
- 現行
- 単身申請者はRM150,000、夫婦での申請者はRM300,000の定期預金が必要です。
- 新条件
- 単身・夫婦を問わず、すべての申請者に対しRM500,000の定期預金が求められます。
3. 収入証明または資産証明の要件強化
- 現行
- 単身申請者は月収RM7,000以上、夫婦での申請者は月収RM10,000(340,000円)以上、またはそれぞれRM50,000、RM100,000の銀行預金残高証明が必要です。
- 新条件
- 単身申請者は月収RM10,000(340,000円)以上、夫婦での申請者は月収RM15,000以上、またはそれぞれRM100,000、RM200,000の銀行預金残高証明が求められます。
4. 申請手数料の導入
- 現行
- サラワク州政府への申請手数料はありません。
- 新条件
- サラワク州観光・創造産業・舞台芸術省(MTCP)への申請手数料としてRM5,000(170,000円)が新たに導入されます。
5. 滞在要件の維持
- 現行
- 主申請者はサラワク州に年間30日以上滞在する必要があります。
- 新条件
- この要件は変更されず、引き続き適用されます。
これらの変更により、S-MM2Hビザの取得条件が全体的に厳格化されます。特に、定期預金額や収入証明の要件が大幅に引き上げられるため、申請を検討されている方は早めの準備をおすすめします。
基本的なS-MM2Hの条件
- 年齢条件
- 30歳以上の方が申請可能です。※ マレーシアが外交関係を持つ国の国民。
- 滞在条件
- 年間30日以上のサラワク州滞在が義務付けられています。
- 有効期間
- 5年間のビザで、さらに5年の更新が可能です。
- 就労
- 基本的にマレーシア国内での就労は禁止されています。
- 定期預金の預入額
- 1人につき50万リンギ(17,000,000円)
- 手数料
- 5,000リンギ(170,000円)
- ビザ発給費
- RM500/年(17,000円)
- セキュリティボンド
- RM1000(34,000円)
- 変更
- 申請条件や手続きは随時変更される可能性があります
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アサヒナ
2015年に家族でマレーシアに引っ越してきました。今はジョホールバルに住んでいます。女・男・女の3きょうだい。
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S-MM2H取得を検討していたので驚いています。
質問させていただきますが、年齢層ごとの申請条件(2025年1月1日以降適用)の50歳以上の方では、「単身でRM150,000(5,100,000円)、夫婦でRM300,000(10,200,000円)をサラワク州の銀行に預け入れる。」と記載がありますが、変更後の定期預金の50万リンギの預入額との違い何でしょうか。また、1人当たりということは、夫婦なら100万リンギということでしょうか。
ご教示頂けましたら助かります。
ご連絡くださり、ありがとうございます。
私が調べた情報が古かったです。困惑させてしまいました。申し訳ございません。
定期預金の年齢別の条件がなくなったようです。
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