日本でのPTA不満の声や記事を多く目にするようになりました。(PTAの「おかしな正論」 このブラックさ…「世の中そのもの」かも?)
よく耳にする『恐るべき同調圧力』
日本独特の見えない空気感…。嘘や冗談に戸惑ったり、暗黙のルールが理解するのは至難の業です。
ママ友の付き合いや、先生との付き合いも上手くこなす必要があります。
円滑にやりすごすためには、意見をするよりも耐えるほうが楽と思える場合がありストレスになってしまいます。
活動に参加してもその場の空気を壊してしまいかねないし、断り続けると疎遠にされるかもしれません。
そのジレンマは普通の方でも大変だと思いますが、アスペルガーな一族にとっては?。
海外のPTAはどのようなものなのでしょう
海外といっても我が家の周りのことしか分かりませんが、少し取り上げてみます・・・。
PTA活動は任意のものです。親としても学校生活に慣れるまで様子を見たい事情や忙しくてあまり参加できない事情も理解してもらえます。誰かによって参加を強制される状況にはなりません。
学校全体のPTAの委員会があったり、クラスごとのコーディネーター(調整・連絡役)が必要になったりします。25名くらいの小規模のクラスですが、ひとクラスに1,2人の保護者の方が率先して参加してくれています❗️
クラス替えの時にそのような親御さんが各クラスに含まれるように考えているのかもしれません。
子どもたちを学校に送った後の午前8時ごろから小一時間、学校のカフェで集まって話し合っている姿を見かけます。頭が下がります。
クラスコーディネーターの方は学校の先生と緊密に働いてくれているので、正確で新しい情報をいつも把握してくれています。
学校からの連絡事項については、クラスコーディネーターの方がクラス用のメッセージグループを使ってアプリを使って配信してくれます。
メッセージ確認は1日の終わりにまとめて確認することができます。話の流れを時系列で確認することもできますし、写真や動画を見ることも可能です。
緊急連絡も
当日の早朝に、落雷による停電で臨時休校、といった連絡もきます。メッセージに気づかず学校に行ってしまいました?
アンケートも楽チン
アプリのグループメッセージの機能を使って、グループ内で話し合いを持つことができます。
何らかのイベントに参加するかどうか、誰が何を持参するかなどの話し合いが簡単にできます。
皆がスマホと無料で使用できるアプリを持っているのでスムーズに連絡を取り合うことができますし、積極的に学校行事に関心を払うことができます。もちろんその時にたまたま忙しくて参加できない親もいますが、別の機会を使って参加することもできますので、同調圧力によって潰されることはありません。
思えば、日本では大変でした?
日本の幼稚園のPTAでは、アンケートを印刷し、全ての親御さんに確実に配布し、切り取り線で切って集めた情報を集計するという作業が手作業で行われていました?。
集計結果を参考に行事を企画します。集まりが何度も開かれ、井戸端会議のような集まりのためか、集まりの大部分が別の話題によって占められることも?…。
集まりに参加できない場合は『委任状』を使って自分自身の意志や決定権を放棄しつつ、どんな役割が割り当てられても受け入れることに同意する必要がありました。
同じクラスの発達障害を持つお子さんがいるお母さんが、負担を減らしてもらえないか、みんなの前で一生懸命話している姿が目に焼きついています。
大変でした…?
クラスの出来事やプライベートなこともメッセージアプリで
クラス内で起きたちょっとした問題や気になること、誕生日のお祝いについてなど、さまざまな意見の交換がなされます。忙しい毎日を送りながらもメッセージアプリの情報交換によって学校生活に関心を払うことができます。
たとえばこんなやりとりです
親が学校に関わることについて
親が気軽に学校に関わることは、子どもたちの安心感につながります。
親が入ることで、学校にどんなコミュニティに存在するのか、何かあったら相談できる人がいるかどうかを知ることができます。
『学校』という閉じられた世界に子どもを放り込んで終わり、というのではなく、学校の先生や他のご家庭と協力しつつ、責任をもって子どもを育て上げていくイメージができます。
まだ小さいからでしょうか、どの子どもも親が学校に来ることを嫌がってはいないようです。今後はどのような変化があるのでしょうか。
海外のPTA活動として取り上げましたが、実際に知っているのは身の回りのことだけです。
他の参考情報がありましたら教えていただければ嬉しいです✨。
海外のPTA活動のまとめ
- 同調圧力はありません。
多民族国家だからかもしれません、各家庭の宗教観・価値観・習慣が異なるものの互いに尊重し合う関係にあります。 - 時間や費用面の負担が少ないからだと思いますが、ボランティア精神で参加してくださっている方がほとんどです。
- 保護者が負担になりすぎないようにするための知恵と工夫があります。伝統や先例を守るためのこだわりはありません。
- 無駄な会議はありません。もちろんベルマークも。
- 率先して役員になってくださる方がいます。じゃんけんやくじ引きはないです。
- 皆ができる範囲で参加をします。無理をさせることもさせられることもありません。
- インターナショナルスクール固有の状況かもしれませんが、親御さんは教育熱心なため、どの親も学校生活に無関心ではなく、協力的です。
最新記事 by Phoebe (全て見る)
- ジョホールバルには吉野家がない・・なので - 2024年10月28日
- マレーシア生まれの子どもの予防接種、日本との比較 - 2018年11月25日
- 無料バーガーも⁉️マレーシア限定アプリの紹介とインストールする方法 - 2018年11月22日