海外での子育て、マレーシアの教育の選択と見方 - 長い目、それとも短い目で❓

この記事の所要時間: 956

親の選択で子どもたちの生活は影響を受けます

家族で引っ越したマレーシア。子どもたちは親の決定に従わざるを得ない状態でやって来ました。もちろん下見旅行の時に合うかどうかを見極めていたつもりですが、旅行時にわかることとと実際に暮らしてみてわかることには違いがあるために、予想していなかった大変さも経験します。

海外で子どもが育っていくということは、どういうことなのでしょうか。親なら常に考えておく必要があります。日本で生活していると想像がつかないことも多くあるかと思います。

今回は、マレーシアの教育について調べたことを記録として残しておきます。

大人の決断で海外移住したとしても、子どもにとってはどうなのでしょうか。2つの道を同時に歩むことはできないので『日本でいたら』ということは仮定でしか考えることができません。一度決断をすればあとを振り返ることなくブレることなく、うまい舵取りをしていかないと、子どもたちはもちろんのこと、家族全員で沈没してしまいますね。

※ この写真は、浮かんで遊んでいるいるだけです

真剣に取り組むことができます

海外にやってくる多くの人は不安やデメリットも承知の上で来ています。海外での子育ての難しさを調査した分、真剣に取り組むことができます。塾や学校に入れたらあとは他人任せというわけにはいかないのです。

マレーシアの学校事情

「マレーシアでは転校は普通」です。学期や年度変わりの時期には必ず、生徒の入れ替わりがあります。毎年クラス替えがあり、新しい友だちができたり、今までの友だちと別れたり。子どもの必要に応じて自由に学校を変えられます。選べる学校は主にローカルスクールと、インターナショナルスクールがあります。他に私立の日本人学校もあります。私立のローカルスクールもあります。

ローカルスクール

公立学校・中華系公立学校・インド系公立学校があります。基本的にマレーシア国籍の子どもだけが入学できます。MM2Hビザの取得者の子どもも入学できます。
日本とは違い校区が決まっているわけではないので、事情に合わせて好きな学校を選べます。
中華系の学校の学習は非常に忙しく、学業があまりに大変なのためにインターナショナルへ転校する子どももいます。あえて中華系の学校を選んで入学する人もいます。

低学年の内は、早朝7時から学校が始まり、午後1時ごろに終わります。親が子どもを学校まで送り迎えするのがマレーシアでは一般的です。有料のスクールバスを利用する方法もあります。高学年だと昼から始まり夜7時半くらいに終わります。2014年よりジョホール州の法律により金曜日が公休日になっており、日曜日は学校に行くことになっています。シンガポールの学校に通わせている親は、朝4時半に子どもを叩き起こし、スクールバスで帰宅する子どもを午後6時ごろに迎え夜8時ごろに寝かせています。家族の生活リズムが子どもの学校のスケジュールに支配されます。学校選びは、家族全体のスケジュールに合わせて検討する必要があるようです。

インターナショナルスクール

ローカルの中華系学校よりは、学習進度と内容にパランスが取れていると感じます。座学だけでなく運動や芸術や音楽など感性に関わる教育にも関心が払われています。学費が高いのが大変ですね。日本の公立学校よりも1年先に進んでいるので、途中で日本に帰っても日本語さえできれば内容についていくことはできると思います。とはいうものの大変な場合は1学年落として入学することも可能です。

ずっとマレーシアにいるかどうかの考えは、選択肢に影響を及ぼします

小中高校の学校制度は日本とは異なります

マレーシアの教育制度は日本とは異なります。地元の公立学校の教育制度は、初等教育(日本の1〜6年生)、中等教育(日本の中1〜高校2年生)になっています。初等教育終了時に全国統一試験UPSRを受験し、成績に応じて中等教育の選択先が変わります。中等教育終了後も同様に国家試験SPMがあり、これに合格しないと中等教育卒業資格が得られません。ローカルの学校(特に華人学校)は教育に対するプレッシャーがすごいです。

一方、インターナショナルスクールは初等教育はそのまま中等教育に上がれるエスカレーター式となっているために、成績が良くとも悪くとも公立の学校ほどの緊迫感はないです。


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高卒資格レベルとなると、話は別

マレーシアでは中等教育を卒業したと証明される資格だけでは、高等教育(大学)入学資格は得られません。日本では大学入学資格を有しない者という扱いになるため、大学を目指す場合は大学入学資格検定に合格する必要があります。

マレーシアで大学出願資格を得るためには、中等教育課程を修了した人は、高専1〜2年の課程を経た後に取得するディプロマ(Diploma)と呼ばれる資格が必要になります。この資格は日本での大検に相当します。

またインターナショナルスクールによっては、国際バカロレアという国際基準の教育プログラムに則った学習メソッドを提供しています。このメソッドの最終部分で受けられる国際バカロレア・ディプロマ資格試験は、日本でいう所のセンター試験に当たるものと考えられます。日本のセンター試験と異っているのは世界中の大学へ入学できる可能性が開かれるということです。

安倍政権下で行われているアベノミクスの「成長戦略」の中には、この国際バカロレアの認定校を2018年までに現在の30校ほどから200校まで増やすという目標が含まれているようです。2016年4月現在、37校が国際バカロレア認定校となっています。

一方、国際バカロレアではなく、ケンブリッジ式メソッドのインターナショナルスクールの場合は、中等教育課程が終わるYear11の年齢でIGCSEという統一試験を受けることになります。これは義務教育修了資格を得るための試験であって、ディプロマ(Diploma)資格とは異なります。ケンブリッジ式の学校の場合もYear11を修了したあとは高専1〜2年の課程を経てAレベルと呼ばれる資格か、国際バカロレア・ディプロマ資格を取得すると国際基準の大学出願資格を得ることになります。カナダ式・アメリカ式・オーストラリア式などの教育課程においてもそれぞれの資格があります。

とはいえ、海外の高等教育を受けて、世界基準の教育的評価を得て働きたい・活躍したいといった明確な目標がなければ、ディプロマ(Diploma)資格に意味と価値を見いだすことは難しいと思います。もちろんですが、その目標自体が意義深いかどうかも考えておく必要があります。

教育に何を求めるかを見極めることが必要

マレーシアには教育基準をグローバル基準の高レベルな位置に合わせたいと願う家庭が多く、教育熱は加熱・加速しています。自分たちが教育のことで苦労をしてきたために、子どもたちにのぞみを託しているかのようです。結果的に子どもたちが負っているプレッシャーが増大しています💦

また転校は普通にありえる環境です。子どもの必要に応じて必要な教育を目指すという方法も良さそうです。

海外で子どもを育てようとする場合は、日本での教育課程のレールを外れることになりますし、お金もかかります。時間や精神力も必要です。子どもたちが将来的に得られた教育をどのように役立てられるのかを考えておく必要があり、万人に通用する正解はありません。

我が家はというと

アスペルガーなもんでして💦

一般の家庭よりももっと基礎的な部分でトレーニングが必要です。まずは社会性の障害を克服できるためのトレーニングを。コミュニケーション能力を“普通の人レベル”にできるようになりたいと思います。

変わりつつあるとはいえ、日本の教育環境の画一的な、また同調圧力が強い環境はまだしばらく続くことが予想され、それに耐えられる自信はありません。ますます殻に入ってしまう可能性について考えました。場所によると思いますが、日本ではまだまだ発達障害に対する理解は深くはなく、他の人と異なっているために受けるプレッシャーは相当なものと感じています。

発達障害者は、いじめを受けやすく、二次障害としてうつ病や不安障害を引き起こしたり、引きこもりなどコミュニケーション能力による障害を負いやすくなると言われています。

ジェームス
ジェームス
怒られてばっかり😩

他の人と異なることに敏感な日本社会では、褒められるよりも叱られるほうが多くなってしまいがち😵。自尊心の欠如が、大人になったあとも尾を引いてしまいそうです。親自体が常に苦しみもがいていると子どもに悪影響を及ぼしてしまいそうです。

多民族・多宗教・多分化のマレーシアではみんなと違っていて当たり前

我が家は、教育水準の高さ・人脈作り・グローバル人材への投資という目的で、マレーシアの学校を選んでいるのではありません

多様な環境で子どもたちをのびのび育てることができればと。難しい時もありますが、今のところだいたいうまくいっているように感じています。

副産物として、子どもたちはふさわしい自尊心を身につけ、複数言語を使うことができるようになりつつあります。できだけこの環境に身をおきつつサポートできればと願っています。苦労は多いですが家族で乗り越えてひたすら前進です。

家族で過ごす時間も作れています

多民族国家のため、各民族の祝日ごとに学校が休みになります。

フィービィ
フィービィ
学校は休みが多いよ

そのため家族で過ごす時間も多くなります。

移り変わりの早い世の中で、子どもたちが自活できるようにサポートをできればと願っています。急がば回れ🏃🏻🌬

もともと資金も能力もないのですが

高等教育とそれに続くレールに乗ることは目指していません。

親は永くいられたらと考えていますが、子どもたちの必要に応じて臨機応変に考え直したいと思います。2〜3年に1回見直して軌道修正をかけていけばいいのかなと考えています。とはいえ、あれこれとブレていてはいけません。

今はまだ慣れ始めたばかりなのでこのまましばらくということになりそうです。

これが我が家のオリジナル教育メソッドです。

海外、マレーシアでの教育のまとめ

  • 大きな決断ゆえにより真剣に取り組めます。悩んだあとに日本に残る(あるいは戻る)という決断でも同じくらい真剣に取り組めるといいですね。
  • 教育制度は初等教育6年,中等教育が5年(前期3年,後期2年),大学予備教育1年~1年半。
  • ローカルの公立学校は無償で教育が受けられますが、マレー語必須でしかも中華学校はキツい💦。ローカルの公立は長期滞在ビザ保有者かマレーシア国籍の子どもだけが入学可能。
  • インターナショナルもそれぞれ。教育水準のいいものや、国際基準に則ったものもあり。ただし家庭の所得水準で選ぶことができる学校が変わる。
  • 海外での就学には言葉の壁があります。親がサポートできたとしても慣れるために数ヶ月〜1年はかかります。腰掛の経験値アップを目指していたとしても数年は居られたほうがいいかもしれません。
  • 日本の教育システムを離れて高等教育を本気で目指す場合はディプロマ資格取得まで行く必要があり、そこまでを含めた長〜い目で費用計算をしておく必要があります。
  • ↑そこまで目指すつもりがなければ、臨機応変に、ゆるりと😜。

 

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Phoebe
2015年から家族でマレーシアに引っ越してきました。フィービィという名前はマレーシアに来た時に、友だちが名付けてくれました。7月7日京都生まれ。今はジョホールバルに住んでいます。いまハマっていることは、ピアノと縄跳びです。弟が一人います。父の手ほどきを受けながらブログを熱く更新中❗️と言いたいところですが、まだまだタイピングはできず・・・読者としてアーダコーダいう担当です。

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2015年から家族でマレーシアに引っ越してきました。フィービィという名前はマレーシアに来た時に、友だちが名付けてくれました。7月7日京都生まれ。今はジョホールバルに住んでいます。いまハマっていることは、ピアノと縄跳びです。弟が一人います。父の手ほどきを受けながらブログを熱く更新中❗️と言いたいところですが、まだまだタイピングはできず・・・読者としてアーダコーダいう担当です。