生活していくためには最低限のライフラインを保つ必要があります。今日は電気代や水道代の実際の費用と、支払い方法を取り上げてみます。
電気代や水道代は
毎月中旬に家のポストに入ってくる明細書。それは電気代や水道代です。
日本では、賃借人が自分の名義で◯◯電力や自治体の水道局と契約を行いますが、マレーシアでは異なります。家ごとにハウスオーナーが契約しているため、賃借人は改めて契約する必要はありません。賃借人は入居している間の光熱費を、オーナー名義のまま、オーナーに代わって支払いだけするような形で支払うことになります。
ですので賃借をする際には電気代や水道代のデポジット(敷金)をハウスオーナーやエージェント(仲介人)に支払う必要がある場合があります。
またコンドミニアムやフラットなどの集合住宅の多くは、マネージメントオフィスが建物全体の水道料金を代表して支払っているため、戸別の水道料金はマネージメントオフィスへの支払うことになっています。
電気代を見てみましょう
4人家族の我が家を実例にしてみます。我が家はオール電化になっているため料理にガスは使っていません。ガス代分は電気代に上乗せさせて考える必要があります。
2017年3月分の使用明細をみてみます
ポストに入った明細表は縦長ですが、ウェブサイトで表示するために横長に加工しました。また雨でヨレヨレになることも多々あるので比較的見やすい明細表を選びました。
2017年2月28日〜2017年3月28日のカウントです。
使用量は441kWhで支払い料金はRM149.70(5,090円)です。
調理やパソコンやエアコンのためにだいぶ使用したのですが、日本ほど高額にはなりません。
数ヶ月の電気代を振り返ってみました。
やすっ?
水道代はというと
これまた4人家族の我が家を実例にしてみます。
2017年5月9日〜2017年6月7日のカウントです。
2017年2月28日〜2017年3月28日のカウントです。
使用量は21㎥で支払い料金はRM18.00(612円)です。
支払いは面倒⁉️?
この明細書をを持ってコンビニや大型ショッピングセンターに入っている支払い代行屋さんに向かいます。コンドミニアムに隣接されたコンビニで支払いを代行してくれます。セブンイレブンやPOS LAJU(郵便局)やTM Point(テレコムマレーシア)窓口でも支払えます。
TM Point(テレコムマレーシア)窓口では、クレジットカードによる支払いも可能です。(手数料を取られますが…)。
TM Point以外は、現金での支払いが基本です。現金を持ち歩く必要があるのと、お店が空いている時間にいく必要があるのが面倒です。
またTM PointやPOS LAJUは駐車するのも大変な上に、順番待ちも大変です。子連れの場合は安全な場所に駐車して、手を引いて歩くため・・・ただの支払いのために1時間近くを消費してしまうことも?
この面倒なルーティンワークから解放されたいと切実に願っていました…。
マレーシアの公共料金の支払いは銀行口座引き落としがありません。
※ クレジットカードへの自動引き落としがありますが、一般的ではありません・・・。
インフラを提供している会社の支店に行き必要書類を提出すれば、クレジットカードからの自動引き落としが可能になるものもあります。
家族のライフステージによって引越しする可能性もあり、もしクレジットカードを登録しておくと解除の手続きも必ず発生することになりますので、これもまた面倒です。
ハウスオーナーが代行して支払うというところもありますが、肝心のハウスオーナーが支払うことを忘れていたらライフラインが止まってしまう恐れがあります?
Jom PAYがあるじゃないか❗️
携帯電話の請求書にも、インターネット(Unifi)の請求書にも、水道代にも、電気代にも・・・。
同じ表示があって気になっていました。
JomPAYは、マレーシア全域の銀行で共通のオンライン決済を可能にするためのインフラです。 Bank Negara Malaysiaの子会社であるMyClearがJomPAYを運営しています。マレーシアの銀行の普通預金口座、当座預金口座、クレジットカード会社からインターネット経由で利用できます。支払いのために手数料を取られることはありません。基本料金もありません。
2017年6月12日時点の対応銀行のリストは以下のとおり
日本の銀行もリストに入っていますが、日本の銀行はオンライン対応ではないです
支払い手順
-
まず請求書に記載されているBiller CodeとRef-1(No.Akaun)の番号をメモしておきます。
※ No.Akaunとは請求用の個別の顧客番号のことです。番号で顧客を管理しています。
- 次にネットバンクを使ってJomPAYのメニューを見つけて、先ほどメモをしたBiller CodeとRef-1(No.Akaun)を指定して、該当金額を支払えば終わりです。
Public Bankで電気代を支払う実例
ログイン後の画面から。
他の銀行の支払い方法も手順はだいたい同じです
MayBankの場合(JomPAYを利用した支払い方法ではないですが)
支払いを忘れた場合は・・・
すぐに電気や水道が止められることはありません。次月に未払い分も上乗せして請求されます。何ヶ月でインフラが止まるかは、、、
実験していませんのでわかりません?
支払い金額を間違えてしまった場合は
余分に支払ってしまったらどうでしょうか・・・。
大丈夫です?。次月の支払いから差し引いてもらえています。
JomPAYを使うと、水道料金や電気料金の他に、ポストペイの携帯電話の料金や有線のインターネット利用料金(Unifi)などの支払いもできます。
電気代と水道代のまとめ
- 我が家の4人家族の平均の電気代は、RM152.74(5,193円)で、水道代はRM24.72(840円)。
- 請求書をもって外出し、支払い代行屋さんにて支払うことができます。請求書なので紙切れを無くさないようにしなければならいですし、現金を持ち歩く必要もあります。そして何よりも行列にて待たされるのは子連れにとっては辛いです。
- TM Pointなら日本から持ってきたクレジットカードでも支払い可能です。支払い時に「日本のクレジットカード」であることを伝えると専用端末で処理をしてくれます。支払い代行手数料を取られます。ただしインターネット代(Unifi)の支払いは手数料を取られません。
- ネットバンキングのJomPAY機能を使えば支払いは楽チン。
登録不要、利用料金なし
※ただしマレーシアの銀行の口座を開設する必要があります。
クレジットカードを使用してJomPAYを利用する場合、そのクレジットカードもマレーシアの銀行口座が発行している必要があります。
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