(日本語) 『遅すぎる』?日本のプログラミング教育と今後の流れについて ー 親はどのように考えてサポートするとよいのでしょう

この記事の所要時間: 722

(日本語)

プログラミング教育の現状と小学校への導入

2016年6月に文部科学省主催の有識者会議によって「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について」が取りまとめられました。「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について」によると、算数や理科など既存の教科の中で、プログラミングを取り入れた学習が実施されることになり、何年生の、どの教科で、どんな内容を何時間学習するのか、といった具体的な中身については各学校が判断することになっています。各学校の教育目標、ICT環境や指導体制といったそれぞれの実情に合わせて進めていく流れになるそうです。

文部科学省の小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)

「プログラミング教育」は、2020年度から日本の小学校計約2万校で必修化されることになっています。
フィンランドでも、2016年からプログラミングは義務教育の一環となっています。エストニアでは、小学校1年生からすべての公立学校でプログラミングの授業が選択できるように活動が進められているそうです。その他にも、米国、フランス、ドイツ、スウェーデン、ロシア、韓国、香港、インドなど多くの国でプログラミング教育は推進されています。

教育熱心な韓国では来年からプログラミングが必須科目になる関係で、高額なコーディング塾が登場していることがニュースになっています。

コンピュータだけにとどまらず

同時に、これまで単なる「外国語活動」だった小学5、6年生の英語が「教科」に格上げされ、年間の授業時数も倍増。3、4年生も外国語活動として英語に触れることになっています。

昭和の初期に確立された日本の学校システムは、今後数年で大きく変わろうとしています。しかしながら、対応できる人材が不足しているらしく、たまたま能力の高い先生にあたれば正しく学べるという状況のため、不公平感が生まれます。

日本でも、都会を中心にプログラミング教室が開講しているようですが、田舎にはそのような塾がないために、都市間での情報格差が生じることが予想されています。

※ とはいうものの、ネットを使えば優良な教材をみつけることができ、ホームスクーリングで学ぶこともできます。


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キリがない

ただ、闇雲に、手当たり次第に、『良い教育を』と言っていたのではキリがないです。
とはいえ、思考を停止して何もしないわけにはいきません。光陰矢の如し。

何もしなくても、時間だけは確実に過ぎていきます💦

今後、多くの仕事がなくなると予想されています。本当に、資格や学歴が身の守りになるのか考える必要があります。

時間の経過とともに子ども自体の必要はめまぐるしく変わっていきます。親からの教育や関心が必要です。友達関係・協調性・社会性なども学ぶ必要があります。

また世の中の需要も変化します。

時間や費用をかけさえすれば、イイ子に育つとは言えません。
提供される教育の質と子ども自体が合うかどうかも見極める必要があります。時間の用い方やかける費用にバランスが求められます。

日本のICT教育は応用重視

日本のICT教育は、コーディングを専門的に教えるのではなく、教科ごとにICTを含めていくという流れです。この点では他の国のICTの教育方法とは異なる独自の路線ですが、プログラミング的な思考を身につけさせるのに役立つ方針のようです。

文部科学省のねらい

ICT教育を進める目的については、

プログラミング教育は第四次産業革命という社会的・経済的な変化に対応するために要請されるもの

と説明されています。このことは過去にも記事に取り上げた現象で、多くの人が予想しているとおり、子どもたちを取り巻く環境はめまぐるしく変わっています。

『各学校で』というキーワード

手探り状態がしばらく続くことが予想されます。環境が整うまで必修化から10年くらいかかるかもしれません。地域による差もあるはずです。

  • 教育者のレベルの確保
  • 教育環境の確保

各学校で判断するということは、担当する先生によって意見の相違がありそうです。安定するまでは10年くらいかかるかもしれません。

マレーシアのインターナショナルスクールでは

すでに小学生のうちから、ICTの授業があります。一つの科目として独立しています。
イギリスで情報技術と電子商取引の修士号を修得し、プログラマーとして就業経験もある先生がICTの専任講師をしています。
私立なので、環境は整える速度は早いです。

フィービィ
フィービィ
ICTは苦手💦

何を勉強しているの?

1年生の頃からコンピュータに触れています。

1年生

  1. 「Black Cat Write Away」ソフトウェアを使用した文字入力の練習をします。キーボードを使って文字を入力したり、キー配列を覚えたり、データを保存したりします。
  2. 「Fresco」ソフトウェアを使用した画像編集。 生徒はマウスを使って描画をする練習をします。簡単な写真、一般的に使用されているペイントツールの使い方とデータの保存の仕方を学びます。

3年生

  1. Scratch2.0によるプログラミング実習をします。デザイン、書き込み、デバッグ。特定の目標を達成するプログラムを作成します。
  2. Scratch2.0により、論理的な推論を使用して簡単なアルゴリズムの仕組みを学びます。アルゴリズムやプログラミング上のエラーを検出して修正する演習をします。
  3. Scratch2.0によるプログラミングにより、実行順序、選択、繰り返しを学びます。 変数の概念の理解、キー入力の技術を確かめます。

学校によって内容は異なります。

親のサポートはというと

ICTで何を学んでいるのかを理解する必要があります。コンピュータを使って教えてあげられる時間を見つけなければなりません。
学校で使っている、プログラミングを学ぶためのプログラミング言語Scratch2.0をまず習得しなければ💦



まず親が学習

幸い日本語の解説もたくさん。
初めてのスクラッチという動画解説も。

英語版の解説にも興味深いものがあります。子供と一緒に見ながら進めます。

プログラミング的な思考を育てるのに役立つ書籍

まずは日本語で読破します。小学生でも楽しく読めます。

日本語を読み終わったら英語で

プログラミング教育と今後の流れのまとめ

  • どの国に住むとしても、教育環境・社会環境に大きな変化があります。今後を見据えていくためには出版物やネットの情報も注意して選ぶ必要があります。
  • 今までのセオリーだけで社会に出て職につけるかどうかは不明です。極端に心配しすぎても建設的ではないので、できることから手をつけていきます。
  • ICT自体が科学技術の進歩とともに変化しています。親はこの変化に対応できるように子どもを全力でサポートする必要があります。親も学び続ける必要があります。
  • 学校だけに頼ることはできません。とはいえ、かけられる時間とお金には限界があります。極端を避けてバランスよく。
  • 基本を学べて、自発的に学べる姿勢を持つことができさえすれば…、親は楽になれるかもしれませんね。

 

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2015年から家族でマレーシアに引っ越してきました。フィービィという名前はマレーシアに来た時に、友だちが名付けてくれました。7月7日京都生まれ。今はジョホールバルに住んでいます。いまハマっていることは、ピアノと縄跳びです。弟が一人います。父の手ほどきを受けながらブログを熱く更新中❗️と言いたいところですが、まだまだタイピングはできず・・・読者としてアーダコーダいう担当です。

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