マレーシアのワンタン麺とは
ワンタン麺というと中華風の汁に入った麺やワンタンを想像しますが、シンガポールやマレーシアのワンタン麺は、日本人が創造するものとは異なります。マレーシアのワンタン麺は汁なし麺が主流で、ワンタン・焼き豚・葉物野菜が乗っているものが普通に提供されています。
勘違いしないようにワンタン麺とは言わず『ワンタン・ミー(云吞面)』と呼ぶことが多いです。
麺はというと
ジョホールバルやシンガポールで普通に見かけます。
卵と小麦粉で作られた細麺は、日本にある豚骨系の細麺にとてもよく似ています。
甘いブラックソースがからめてあり、小魚、野菜、ワンタン(時には揚げたものも)・チャーシューがトッピングされています。
ジョホールバルではPONTIAN(ポンティアン)のワンタン・ミーを扱っている店が多く、以下の様な表記が付いているのを見かけます。
ドライとスープと2タイプがありますが、基本的にドライが好まれます。チャーシューの味をじっくり味わえるのでオススメです。お店によってはドライしか扱っていません。
本場?ポンティアンのお店はというと
ジョホールバルからは自動車で50分くらいかかります。いくら本場とはいえ何かのついでがなければ立ち寄ることはできません。
今回は、ポンティアンに魚の買い出しに出かけたのでそのついでに寄りました。
本当にポンティアンのワンタン・ミーが美味しいのでしょうか。
ポンティアンの中でも一番美味しいと言われているお店に寄ることができました。
場所はというと
ポンティアンの町の中心部から少し外れたところです。
店の雰囲気
お店の名前は『興興(Heng Heng)』。マンダリンの読み方ではないですね。広東語でしょうか。
ヘン・ヘン?
ド・ローカルです。お客さんは大勢います。
午後0時から午後6時までしか開いていません。
持ち帰りのお客さんも大勢いるために、注文してから出てくるまでしばらく待ちました。
突き出しが出てきました
バナナの皮に包まれたままの焼きたて(蒸し立て?)の蒲鉾が10本ほどテーブルに並びます。
注文したワンタン・ミーが出てくるまでしばらく時間がかかり、お腹も空いたので食べてしまいます。
1本につきRM0.80(28円)。
美味しかったです。
ジョホールで一番美味しいと言われるワンタン・ミーは、トマトソース味
トマト味はポンティアン特有の味です。トマトソースがふんだんに使われています。トッピングはチャーシューのみです。
面にはコシがあり、トマトソースの味が濃厚で美味しかったです。トッピングはチャーシューのみで、そのチャーシュー、もっと大きいものが欲しかったのが正直なところでした。
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あれワンタンは?
スープにして出てきました。
スープには魚肉団子と、ワンタンが入っていました。スープは麺の茹で汁のようです。美味しくいただきました
お値段はというと
味に自信ありということで
ポンティアンにしては強気の価格設定です。田舎町なのでもっと安いことを期待していました😅
このお店はドライのワンタン・ミーを基本としています。。
珍しく日本人のお客さんも
日本語を喋っていたら、声をかけられました。シンガポールに嫁いでこられ40年になる女性の方です。
『こんなローカルなお店で、地元の言葉を使って偉いね。』と褒めてくださいました。
ポンティアンはご主人の実家があるとのことで、シンガポールから訪問中だとのことでした。
『シンガポールはジャングルだったのよ。嫁ぐのは色々心配をされてね…』とご自身の経験を交えて色々お話をしてくださいました。
超地元のお店で、思いがけず日本の方に会え、しかも声をかけていただきました。不思議な体験になりました。
- 店舗名
- Heng Heng Original Tomato Wanton Mee
- 営業時間
- 12:00am〜6:00pm
- 定休日
- 金曜日
- 住所
- 766, Lorong Anggerik, Kampung Parit Mesjid, 82000 Pontian, Johor
トマトソース味のワンタンミーのまとめ
- トマトソース味のワンタンミーはポンティアンの『興興』が一番美味しいです。
- ついでがあれば何度もリピートできそうです。
- ド・ローカル。お客さんを招待するのは少し難しいかもしれませんね。持ち帰りにして、ポンティアンの夕日を眺めながらいただくのが良さそうです。
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