100%ノンフィクションの『窓ぎわのトットちゃん』
発達障害の疑いがあるお子さんを持つ人によく勧められる書籍として『窓ぎわのトットちゃん』。
トットちゃんとは、黒柳徹子さんのことです。幼い黒柳徹子さんが、自分の名前の「徹子(てつこ)」を正しく発音できず、「トット」と発音していたことが由来です。
黒柳徹子さんご本人も発達障害者(LD)の傾向があったことを話しています。
トットちゃんと発達障害の傾向
ADHD児童特有の多動性が見られるエピソードが描かれています。
トットちゃんは母親に「ねえ、学校って、すごいの」「学校のはフタが上にあがるの」などと嬉しそうに話しますが
学校の蓋の付いている机が珍しく、トットちゃんは授業中に100ぺんくらい蓋を開け閉めしていました。
パタパタやってないと思ったら窓ぎわでチンドン屋さんを大声で呼んだり、
日本の国旗を画用紙に描く授業では軍艦旗(旭日旗)に黄色い房をクレヨンで描いて机に跡が残ってしまったり、本人は好奇心旺盛なのだが先生からは迷惑がられてしまい…。
授業にならないと、先生。
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小学校を退学
トットちゃんは、お母さんが見つけてきた「トモエ学園」に転校します。
校長先生の面接を受けに行ったトットちゃんは、校長先生に「話したいことがあるかい」と言われ、ひたすら喋り続けます。
約4時間ものあいだ…。
小林宗作校長は最後までじっと聞き続けます。
「あとにも先にも、トットちゃんの話を、こんなにちゃんと聞いてくれた大人は、いなかった。」と黒柳徹子さんは記しています。
発達障害を個性ととらえることができる環境は、黒柳徹子さんにとって助けになったようです。
トットちゃんが先生にある日言われた、「君は、ほんとうは、いい子なんだよ」の言葉は、黒柳さんが大人になっても支えになっています。
小学校を退学させられ『変わった子』として言われてきたけど、いいところはたくさんあるよ、と。
そんなトットちゃんに向けての「君は、ほんとうは、いい子なんだよ。」という優しい言葉が心にしみます。
テレビ放送中
海外からはネットを使って視聴できます。テレビ朝日のサイトから料金を払って視聴できます。
ほかにも、ネット上に動画があったりもします。
これは発達障害者特有の反応だ❗️と思える場面は多数散りばめられています。
他人事として見るならなんだか可笑しくて気楽に見ることができます。そしてたくましく育っていくのがすごいですね。
絵本も読みやすいです
脳の個性とも言われている発達障害。
工夫と努力をすれば、その個性も乗り越えられるということを教えてくれています。
理解はされにくいのですが、発達障害=悪い、問題児ということではないのです。
型にハマった世界だとどうしようもない児童には…。
環境を変えてあげて対処してみるのもいいかもしれません。
そういう意味では、外国生活もなかなかいいです。
発達障害者とトットちゃんのまとめ
- 黒柳さんの実体験に基づく100%ノンフィクションの『窓ぎわのトットちゃん』は、発達障害者を理解する助けになります。
- 『窓ぎわのトットちゃん』を題材にしたドラマが朝日テレビにてただいま放映中です。
- 発達障害を『悪い』と捉えずに『個性』と捉えられるなら、あまりイライラして焦らずにすみそうです。
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