マレーシアでの子育てを計画すると直面するビザの問題
ガーディアンパスにて
マレーシアで長期滞在することを計画していると、どうしてもビザの問題に直面します。
子どもをインターナショナルスクールに入れて、子どもの学生ビザと保護者1人分のビザを取得しながら長期滞在する方法があります。
インターナショナルスクールに入学できる年齢では無い子ども(弟や妹)を連れてきている場合は、その子の分の帯同ビザも取得可能です。
学生ビザは少しずつ面倒に
学生ビザを所有する子どもの保護者は1人分の保護者用のビザを取得できますが、1家族につき1人の保護者までが取得できることになっています。つまり、たとえ2人以上の学生ビザを持つ子どもがいても、両親のうち1人しかビザは取得できません…
もう一人の親は90日に1回の出国が必要になり、かつ再入国時に日本行きのチケットを所有しているか確認されるばあいがあります。
それに加え、出生証明、保護者の婚姻証明、健康保険の加入証明、雇用証明書、収入証明書が必要です。
そのうち収入はいくら以上、という制限が加えられるかもしれません。
費用や面倒な手続きが増えいます。
マレーシアで住む人は、自国でしっかり稼いでそのお金をマレーシアに持ち込んでくださいね、という意味のように見えます。
親のうちの1人とメイドさんなどを雇って子どもの世話ができる人や学生寮を活用できる人に学生ビザが発行されているようです。
メリット
学校や生活が合わないと感じてマレーシアから撤退する場合に、手続きがカンタンです。
マレーシアに適しているかどうかを決めたあと、無理なら撤退という体制をとれます。
MM2Hビザについて
主申請者の21歳未満の子どもを追加することが可能です。
基本的なルールとしては、
18歳未満の子どものみ、学校からの入学許可証を提出しそれに基づいた期間の修学が許可された場合のみMM2Hビザで学校に入学する事が可能で、
18歳以上に関してはMM2Hビザから学生ビザに切り替える必要があるようです。
ビザ追加申請に必要な書類
今回は、MM2Hのビザに追加申請をする手続きを記録しておきたいと思います。
MM2Hのオフィスに尋ねると、以下のスリップを手渡されます。
オレンジ色で囲んだ部分です。
- MM2Hの主申請者と応募者本人が申請する必要があります。
- MM2Hの主申請者(あるいは代理人)の申請の理由や経緯を記した手紙。
- ウェブサイトからダウンロードした申請書IMM12フォームに記入。1枚分のコピー。
- パスポートサイズ写真2枚
- 婚姻証明書または出生証明書の原本
- 申請者のパスポートのコピー
- MM2Hの主申請者のパスポートのコピー(ビザのページも含む)
- MM2Hの主申請者の仮承認の手紙
- 健康保険の原本とコピー
- RBIIフォームの健康診断書(医者の署名付)
- パーソナルボンド(RM10.00の印紙と消印付)。法令遵守の宣誓と保証人による証明書。
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必ずMM2Hの主申請者と追加申請する本人(今回の場合は新生児)が移民局まで出向いて必要書類を提出することが必要です!!
申請書提出から、14営業日程度経過したら再度、主要申請者と今回追加で申請する者が移民局まで出向いてビザを取得することが可能です。
我が家の赤ちゃんもプトラジャヤのオフィスへ出向き、顔を見せました👶
事務処理に要する期間は14営業日。
ここで一つの矛盾が…。
MM2Hビザの取得手続きにかかる時間が14営業日で、スペシャルパスの有効期限が14日❗️。
しかもスペシャルパスを取得している状態でないと、新生児のMM2Hビザの追加申請を受け付けてもらえない😅。
それではスペシャルパスの有効期限内にMM2Hビザの取得手続きが終わらず…スペシャルパスの再申請が必要になるのでしょうか❓❗️
ちなみにスペシャルパスの取得については別記事にまとめています。 続きを読む »
マレーシアで生まれた子どもの特別滞在許可(スペシャルパス)について
尋ねてみたところ…。
制度上の問題のようです。それにしても事務手続きにそれほどの時間がかかるのはなぜだろう…。
ビザの申請は大イベント
MM2Hのオフィスは、今の所1日につき100人しか受け付けてくれません。
開庁時間は午前8時ですが午前9時ごろには100人に到達する上、その時間にうまく受付番号をもらえたとしても、オフィスで何時間も待つことになります。
午前11時くらいに来た人が困惑している様子を見受けました。
と。
それで物事をスムーズに行うため、朝早くオフィスに向かう必要があります。
目標時間は、午前6時
- 施設名
- Ministry Of Tourism, Art & Culture
- 営業時間
- 8:00am〜5:00pm(昼食休憩あり)
- 定休日
- 土曜日、日曜日
- 住所
- Menara 1, No. 2, Jalan P5/6, Presint 5, 62200 Putrajaya, Johor
- URL
- 公式サイト
G階で並びます
午前6時よりも前は、正門が閉まっていますが、6時を過ぎると開けてもらえ、建物の中の椅子に座ることができます。トイレも使えます。
ただし受付はしてもらえません。
この時点で10名から20名くらいの人が来ています。MM2Hのエージェントの方のようです。
申請書の提出の人は1階、家族の追加申請や本申請の人は10階になります。
並び方
午前6時にG階の正門が開けられるとすぐ正面の受付にカバンを置いて並びます。
個人申請の人と、エージェントの人は並ぶ位置が異なります。
ちょっとしたイベントです😅。
8時に徒競走が始まるので、先にエレベーターの位置と10階のオフィスの位置を確認し、トイレにも行っておきます。
受付は8時以降なので、家族のうちの一人の代表者だけが並んでおけば問題ないです。
受付で何をするかというと
ノートブックに入庁者の名前とパスポート番号と時刻と目的とサインを記入させられます。
すぐに記入してエレベーターに乗れるように、パスポート番号は暗記しておくといいです。
記入後、エレベーターに飛び乗って、10階をめざします。
10階のオフィスに入ったら1番に受付番号の機械にて受付番号を受け取ります。
個人申請の人は3番のボタンを押します。
2枚1組のチケットを受け取ります。
個人申請の人は3から始まる受付番号になり、番号を呼ばれるまで待ちます。
徒競走の結果は😅
2番。G階の受付で仮に1番だったとしても、受付番号の機械のボタンを押すのが遅れると、受付が遅くなります💦。
ですのでG階の受付から10階の受付ボタンまでは徒競走なのです😣。
とはいえ普通はG階で並んだ順に受付番号を受け取れるように互いに譲り合います。
書類の提出
追加申請に必要な書類一式を提出します。
スムーズに進むと思いきや、一つの書類の不備を指摘されます❗️
MM2Hの主申請者が提出済みなので、追加申請で改めて準備する必要があることを忘れいました。
さてどうするかというと、、急いで作成して提出するしかないです❗️
この資料は、スタンピングオフィスという収入印紙を扱っている事務所を探して作成しなければなりません。
マレーシアの各地にありますが、プトラジャヤにはないようです。
朝から並んだのに出直しとは辛いですが…。ここで活躍するのがG階の受付と、受付番号。
これがあれば後からオフィスに戻ったとしても取り扱ってもらえます。
また最初に赤ちゃんの顔を見せているので、これ以降は不要ということなので、代表者だけが走り周り、あとの家族は近くの公園や喫茶店で☕️。
クアラルンプールでのセキュリティボンドの取得方法やビザの取得については記事を改めます。
ビザの追加申請のまとめ
- マレーシアの子育てに使えそうなビザの一つはMM2Hビザです。
- 新たに家族が加わった場合は、主申請者に追加する形で申請します。準備する資料はたくさんあります。
- MM2Hのオフィスは今の所1日で100人の受付です。早朝に並ぶ必要があります。
- 書類不備による出直しをさせられても、受付番号があれば当日中は、窓口で対応してもらえます。
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